ポンポン山はサワンチサップ(帽子山)の南麓にあり、川湯温泉から屈斜路湖へ3.4km程にある仁伏温泉付近の登山口入口から約2km、約1時間の道程で行くことができます。この山はおもしろい山で、山の上に立って地面を踏むと、内部が空洞になっているかのようにポンポンと音がするといわれ、そこでポンポン山と呼ばれています。また、アイヌ語のポンポンヌ(小さな各所から吹き出している熱泉)が語源になっているともいわれています。付近一帯は地熱が高く、冬でも雪が積もらずコケなどが緑を保っています。このため、厳寒期でも体長6~12mmほどのコオロギの仲間マダラスズがジィージィーと鳴く、不思議な世界を作り出しています。夏は森林浴やバードウォッチング、冬は歩くスキーに最適のポイントです。
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